お薬のもらい方について

処方箋を持っていけば薬局ではいつでもお薬をもらえるのですか?
薬局は「保険薬局」と、それ以外の薬局の2種類があります。
処方箋を受け付けているのは、保険薬局のみです。保険薬局の看板には、「保険薬局」「調剤薬局」「処方せん受付」「保険調剤」などと書かれていますので、その看板を目印にされると良いでしょう。
また、処方箋の有効期限は、特に記載がない限り交付日を含めて原則4日以内です。有効期限を指定した処方箋は、その有効期限内に来局していただければ、いつでも調剤いたします。
代理の者が処方箋を持っていってもお薬はもらえるのでしょうか?
処方箋があれば、ご本人でなくても大丈夫です。患者さんはお宅でお休みになり、ご家族の方などが処方箋をお持ちになっても、お薬をお渡しすることは可能です。また、ヘルパーさんや施設の職員さんなどでも同じくお渡しは可能です。ご本人様から症状の変化など聞いておいていただけると助かります。
お薬だけほしい場合、一度処方箋でもらった薬を同じ薬局で再度もらうことはできるのでしょうか?
薬局では、医師からの処方箋に基づいて調剤を行います。医師の診察を受けて、処方箋を出してもらってください。
一般用医薬品であれば、処方箋がなくてもお薬をお渡しすることは可能です。
薬局では、処方された薬について説明してくれますか?
はい。お薬を安心安全に使用していただくために、飲み方・使用方法・薬効・保管方法・副作用など、充分に説明いたします。
また、処方されているお薬以外のことでも気軽にご相談ください。
県外から帰省して病院を受診したのですが、現地の薬局で薬をもらってもいいのでしょうか?
基本的には問題ありません。ただし、発熱などの症状がある場合にはお車などでの待機をお願いする場合があります。
新型コロナウイルス陽性のための自宅療養中ですが、いつも飲んでいるお薬がなくなりそうです。どうしたらいいでしょうか?
まずはかかりつけ医にご相談いただくか、オンライン診療を実施している医療機関を受診してください。その上で電話等通信機器を用いてお薬の説明をさせていただき、なるべく非対面によるお薬のお渡しをいたします。詳しくはお近くの店舗にご相談ください。

お薬の飲み方について

薬の服用時点の「食前」「食後」「食間」っていつのことですか?
食前 → 食事の約30分から1時間前
食直前 → 食事のすぐ前
食直後 → 食事のすぐ後
食後 → 食事後約30分以内
食間 → 食事の約2時間後
就寝前 → 寝る直前、または30分~1時間前
薬を水以外で飲んでもいいのでしょうか?
水または白湯で飲むことをお勧めします。それ以外のもので服用すると相互作用を起こしてしまい、薬の効き目が強くなったり、逆に弱くなったりすることがありますのでご注意ください。
食後に1日3回飲む薬は、食事をしなくても3回飲むのでしょうか?
食事をしていなくても3回飲んでよい薬がほとんどです。等間隔の時間を決めて飲むとよいでしょう。その際は、お腹への負担を減らすためにも多めのお水でお飲みください。
ただし、糖尿病のお薬など食事をしない場合には飲んではいけないお薬もあります。また、食後でないと十分な効果が出ないお薬もあります。ご自分のお薬が該当するかわからない場合は、必ず医師・薬剤師にご確認ください。
赤ちゃんのお薬は、ミルクに混ぜて飲ませてもいいの?
ミルク嫌いになってしまうことがあるのであまりお勧めできません。少量の水で溶かしてスプーンで飲ませたり、お団子状に練ったものを口の中に塗りつけたり、アイスなど好きな食べ物に混ぜたりする方法があります。お薬との相性によって苦くなってしまうものもあるのでご注意ください。詳しくは薬剤師にご相談ください。
調剤薬局で処方されたお薬を、市販の風邪薬と一緒に飲んでもかまわないですか?
同じような成分が入っている場合もありますし、飲み合わせによっては副作用が起きることも考えられます。飲む前には薬剤師にご相談ください。

お薬の保管方法について

薬を保管する際、どんなことに注意したらいいですか?
高温、日光、湿気を避けて、乳幼児や小児の手の届かない場所に保管してください。お薬の種類によっては、冷所保存や遮光保存のものなど、特殊な保管の仕方をするものもありますので、薬局でよく説明をお聞きください。また、誤用を避けるために、内服薬と外用薬を区別して保管した方がよいかと思われます。
目薬は、開封してからどれくらいの期間使えますか。開封したら冷蔵庫に入れなければならないのですか?
大体のものはおよそ1ヶ月くらいを目安にしてください。ただ、使い方にもよります。冷所で保管するものもありますが、目薬の種類によって保管方法が異なります。薬剤師の指示に従って保管しましょう。
風邪の発熱時にもらった坐薬が使わないで残っています。次回使ってもいいですか?
薬の種類によってはインフルエンザなど、病気によって使用できないお薬があります。また、小児の場合は体重変化に伴い使用量も変わってきます。必ずご確認ください。お薬にも使用期限がありますのでご注意ください。
適正に保管された有効期限内のものであれば、使用量を守ればご使用いただけます。